【株式市場】日経平均は351円安、NY株安など受け様子見気分が広がり自社株買い銘柄など個別に高い

◆日経平均は2万8271円58銭(351円57銭安)、TOPIXは2043.57ポイント(27.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出が加わり9億2706万株

 3月10日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ543ドル安に加え、一昨日のダウ574ドル安の時と異なり為替が円安にならなかったため様子見気分が広がった。ソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)など幅広く安い。中で、過去最大規模とされる1000億円の自社株買いを発表した大日本印刷<7912>(東証プライム)が活況高など個別物色の相場となった。日経平均は237円安で始まり、午前10時過ぎに376円78銭安(2万8246円37銭)まで下押し、前引けも下げ幅300円台だった。

 日本道路<1884>(東証プライム)が一段高となって高値を更新し大幅増配など連日好感。凸版印刷<7911>(東証プライム)はPBR解散価値割れを持株会社制への体制変更で解消の期待などで高値更新。大谷工業<5939>(東証スタンダード)は北陸電力・志賀原発の再稼働濃厚など材料視され連日大幅高。光・彩<7878>(東証スタンダード)は特別利益の計上発表で一段高だがすでに3日連続急伸しており深追い禁物の見方も。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)はDX支援の新サービスなど好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出が加わり9億2706万株、売買代金は2兆3910億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は183銘柄、値下がり銘柄数は1602銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、海運、パルプ紙、ゴム製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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