トレジャー・ファクトリー、26年2月期3Q累計2桁増収増益と順調、既存店売上が計画超
- 2026/1/14 08:01
- 決算発表記事情報

(決算速報)
トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は1月13日に26年2月期第3四半期累計連結業績を発表した。2桁増収増益で過去最高と順調だった。既存店売上が計画以上に好調だった。そして通期増収増益予想を据え置いた。外部環境の不透明感を考慮して保守的な前提としているが、既存店売上の好調を勘案すれば通期会社予想は上振れの可能性があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお株主優待制度の一部変更(贈呈方法および贈呈内容の一部変更)を発表した。株価は調整一巡して反発の動きを強めている。好業績を評価して戻りを試す展開を期待したい。
■26年2月期3Q累計2桁増収増益と順調、通期上振れの可能性
26年2月期第3四半期累計(25年3月~11月)の連結業績は、売上高が前年同期比15.3%増の351億98百万円、営業利益が12.2%増の33億46百万円、経常利益が13.4%増の34億14百万円、親会社株主帰属四半期純利益が14.7%増の22億47百万円だった。
2桁増収増益で過去最高と順調だった。既存店売上が計画以上に好調だった。営業利益の前年同期比3億64百万円増益の分析は、単体・既存店影響で5億89百万円増加、単体・当期新店影響で2億円減少、単体・退店影響で1億03百万円減少、単体・その他影響で4億55百万円減少(店頭買取以外の買取チャネルの人員増加で1億16百万円減少、ECや買取強化のための広告宣伝費増加で31百万円減少など)、子会社の利益貢献で5億33百万円増加だった。
主要KPIとして、単体ベースの既存店売上高は前年同期比104.8%(販売件数は105.1%、販売単価は99.7%)だった。インフレ下でのリユース品への需要拡大と低単価商材の販売促進により件数が増加、単価は横ばいだった。単体ベースの既存店売上総利益率は前年同期比横ばいの64.9%だった。連結ベースのEC売上比率は15.0%となった。連結ベースの仕入高は17.6%増加した。連結ベースの新規出店は合計28店舗、退店は2店舗だった。年間出店目標30店舗~35店舗に対して順調に進捗した。なお26年1月末時点のグループ合計店舗数(海外およびFCを含む)は320店舗となった。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が118億43百万円で営業利益が14億96百万円、第2四半期は売上高が106億10百万円で営業利益が4億23百万円、第3四半期は売上高が127億45百万円で営業利益が14億26百万円だった。収益面の季節特性としては、引越シーズンで生活家電や家具の構成比が高まる第1四半期(3月~5月)の利益率が高くなり、単価の低い夏物衣料が主力となる第2四半期(6月~8月)の利益率が低くなる傾向がある。
通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比9.6%増の462億52百万円、営業利益が9.5%増の44億20百万円、経常利益が8.8%増の44億41百万円、親会社株主帰属当期純利益が11.0%増の30億08百万円としている。配当予想も据え置いて前期比3円増配の39円(第2四半期末19円、期末20円)としている。25年2月期の年間36円には記念配当2円が含まれているため、普通配当ベースでは5円増配となる。予想配当性向は30.4%となる。
26年2月期も増収増益予想としている。前提として単体ベースの既存店売上は前期比102%、連結ベースの売上総利益率は0.8ポイント上昇の59.9%、販管費比率は0.9ポイント上昇の50.4%としている。
第3四半期累計の進捗率は売上高76%、営業利益76%、経常利益77%、親会社株主帰属当期純利益75%と順調だった。また25年12月の単体ベース売上高は全店が前年同月比112.3%、既存店が103.4%だった。外部環境の不透明感を考慮して保守的な前提としているが、既存店売上の好調を勘案すれば通期会社予想は上振れの可能性があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は戻り試す
株価は調整一巡して反発の動きを強めている。好業績を評価して戻りを試す展開を期待したい。1月13日の終値は1750円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS128円37銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の39円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS444円44銭で算出)は約3.9倍、そして時価総額は約426億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)




















