メガチップスは特別利益と自社株買い・消却が好感され7か月ぶりに3200円台を回復

■今3月期の予想純利益は従来予想を47%上回る見込みに

 メガチップス<6875>(東証プライム)は3月23日、上値を追って始まり、取引開始後は10%高の3220円(282円高)まで上げ、2022年8月以来、約7か月ぶりに3200円台を回復している。22日の15時、特別利益による業績予想の修正(今3月期の連結業績予想)と自己株式の取得(自社株買い)、および消却を発表し、好感されている。

 業績予想の修正では、持分適用の関連会社SiTimeCorporation(米カリフォルニア州、SiTime社)の株式の一部売却にともない、今3月期に特別利益を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益を従来予想比46.8%増の69億円の見込みに見直した。一方、売上高と営業利益の予想は、ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)の需要が当社前回想定に達しない見込みとなったことにより下方修正した。

 自社株買いは、取得株式総数120万株0,000株(自己株式を除く発行済株式総数の6.3%)、取得総額30億円を各上限として、2023年3月23日から同年7月31日までの予定で実施する。これにより取得した自己株式の全数を消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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