冨士ダイス、第3四半期営業利益24%増、電池・モーター金型の好調で増収増益
- 2026/2/16 08:00
- 決算発表記事情報

(決算速報)
冨士ダイス<6167>(東証プライム)は2月13日に26年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。大幅営業増益だった。電池関連金型やモーターコア用金型などの好調によって増収となり、原材料価格高騰や人財投資拡充によるコスト増加を吸収した。そして通期大幅営業増益予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は新合金「サステロイ STN30」を材料視して急伸した。その後は乱高下する形だが、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
■26年3月期3Q累計大幅営業増益、通期も大幅営業増益予想
26年3月期第3四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比2.9%増の126億87百万円、営業利益が24.1%増の4億30百万円、経常利益が3.1%増の4億52百万円だった。親会社株主帰属四半期純利益は法人税の増加により2.1%減の2億74百万円だった。
大幅営業増益だった。電池関連金型やモーターコア用金型などの好調によって増収となり、原材料価格高騰や人財投資拡充によるコスト増加を吸収した。なお営業外では補助金収入が62百万円減少(前年同期は66百万円、当期は4百万円)した。
製品別の売上高は超硬製工具類が5.2%増の32億06百万円、超硬製金型類が7.7%増の33億76百万円、その他超硬製品が9.9%増の35億20百万円、超硬以外の製品が12.2%減の25億84百万円だった。超硬製工具類では熱間圧延ロール、超硬製金型類では製缶金型、電池関連金型、モーターコア用金型が好調に推移した。その他超硬製品は前期好調だった半導体製造装置向けの需要が落ち着いたが、超硬素材の販売が好調だった。超硬以外の製品は鋼製自動車部品用工具等の販売が低調だった。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が41億25百万円で営業利益が1億75百万円、第2四半期は売上高が42億92百万円で営業利益が1億47百万円、第3四半期は売上高が42億70百万円で営業利益が1億08百万円だった。
通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比6.5%増の176億70百万円、営業利益が22.9%増の6億円、経常利益が16.1%増の7億円、親会社株主帰属当期純利益が8.0%増の4億60百万円としている。配当予想は前期と同額の40円(期末一括)としている。予想配当性向は173.0%となる。
26年3月期は需要が回復に向かい大幅営業増益予想としている。第3四半期累計の進捗率は売上高が72%、営業利益が72%、経常利益が65%、親会社株主帰属当期純利益が60%である。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。
■株価は上値試す
株価は新合金「サステロイ STN30」を材料視して急伸した。その後は乱高下する形だが、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。2月13日の終値は1268円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS23円12銭で算出)は約55倍、今期予想配当利回り(会社予想の40円で算出)は約3.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1042円93銭で算出)は約1.2倍、そして時価総額は約254億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)




















