And Doホールディングス、通期営業利益10.6%増予想堅持、中古住宅事業強化で収益拡大

(決算速報)
 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は2月13日に26年6月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。減収減益だった。不動産売買事業の大型案件売却の下期への期ズレ、成長に向けた人材補強などの先行投資、ハウス・リースバックのファンド譲渡における利益率低下などが影響した。ただし通期の増益予想を据え置いた。成長事業と位置付ける不動産売買事業の営業人員の確保が進展しているほか、中古住宅買取再販の売上高が大幅に伸長して資産回転率の改善に寄与している。リフォーム事業については2月5日付で譲渡完了した。積極的な事業展開で通期ベースでの収益拡大を期待したい。株価は25年12月の安値圏から切り返して反発の動きを強めている。高配当利回りも支援材料であり、出直りを期待したい。

■26年6月期中間期減益だが通期増益予想据え置き

 26年6月期中間期の連結業績(26年2月9日付で売上高を上方修正、各利益を下方修正)は、売上高が前年同期比27.7%減の259億71百万円、営業利益が75.5%減の3億92百万円、経常利益が70.6%減の5億15百万円、親会社株主帰属中間純利益が93.0%減の80百万円だった。

 前回予想(25年8月14日付の期初公表値、売上高238億50百万円、営業利益9億円、経常利益10億円、親会社株主帰属中間純利益6億60百万円)に対して売上高は計画を上回ったが、各利益は計画を下回り減益だった。不動産売買事業の大型案件売却の下期への期ズレ、成長に向けた人材補強などの先行投資、ハウス・リースバックのファンド譲渡における利益率低下などが影響した。

 フランチャイズ事業は売上高(調整前)が1.8%増の16億65百万円、営業利益(調整前)が6.1%減の9億20百万円だった。加盟店が増加して増収だが、人材・広告宣伝投資により減益だった。累計加盟店舗数(レントドゥ含む)は19店舗増の733店舗(うち累計開店店舗数は12店舗増の638店舗)となった。

 不動産売買事業(従来の不動産流通事業を含む)は売上高が26.2%減の165億08百万円(うち中古住宅売上高は44.8%増の51億18百万円)で、営業利益が58.9%減の6億51百万円だった。住宅系は拡大したが、前年同期の大型案件の反動で減収減益だった。売却件数は99件増の670件だった。なお中間期末時点の中古住宅在庫額は25年6月期末比28億円増の390億円、在庫件数は584件増の9072件となった。

 金融事業は売上高が7.8%増の3億06百万円、営業利益が53.8%増の1億36百万円だった。リバースモーゲージ保証の拡大により増収増益だった。リバースモーゲージ保証の新規保証件数は33件増の282件、保証残高は65億76百万円増の317億88百万円となった。

 ハウス・リースバック事業は売上高が37.3%減の66億29百万円、営業利益が46.9%減の6億28百万円だった。事業ポートフォリオ再構築で仕入件数を抑制した。物件取得数は402件減少して115件、期末保有物件総額は28億31百万円減少して57億21百万円となった。なお、営業外収益の匿名組合投資利益として計上しているHLBファンドからの利益分配を含めると利益は34.5%減の10億83百万円だった。

 その他(譲渡予定のリフォーム事業を含む)は売上高が20.6%減の9億41百万円、営業利益が68.1%減の41百万円だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が119億46百万円で営業利益が2億07百万円、第2四半期は売上高が140億25百万円で営業利益が1億85百万円だった。

 通期連結業績予想は前回予想(25年8月14日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比15.0%減の550億円、営業利益が10.6%増の29億円、経常利益が1.9%増の30億円、親会社株主帰属当期純利益が18.4%増の27億72百万円としている。配当予想も据え置いて前期比1円増配の46円(期末一括)としている。連続増配で予想配当性向は33.1%となる。

 セグメント別利益(調整前営業利益)の計画は、フランチャイズ事業が5.2%増の20億20百万円、不動産売買事業が73.0%増の35億15百万円、不動産流通事業が85.3%減の75百万円、金融事業が122.8%増の4億円、ハウス・リースバック事業が58.9%減の9億30百万円としている。なお当期より事業セグメントを変更し、不動産流通事業は規模の縮小に伴って不動産売買事業に、リフォーム事業は当期中に事業譲渡の実現を予定しているためその他事業に含む。

 重点施策としてフランチャイズ事業は都市部を中心に新規加盟獲得に注力する。不動産売買事業は中古住宅買取再販を強化し、利益率および回転率の改善を図る。金融事業は都市部を中心に取り組みを強化し、残高積み上げのペースアップを図る。ハウス・リースバック事業は取扱件数を大幅抑制するが、金融事業の補助的役割などポジションを変えて継続する。

 通期は増益予想としている。期初時点で、事業ポートフォリオ再構築に向けて、ハウス・リースバック事業縮小と不動産売買事業強化のためウエイトシフト期間と位置づけ、不動産売買事業の人員補強から業績転嫁へのタイムラグを考慮して下期偏重の計画としている。また特別利益にリフォーム事業譲渡益(2月5日付で譲渡完了)の計上を見込んでいる。中間期は減益だったが、成長事業と位置付ける不動産売買事業の営業人員確保が進展しているほか、中古住宅買取再販の売上高が大幅に伸長して資産回転率の改善に寄与している。積極的な事業展開で通期ベースでの収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は25年12月の安値圏から切り返して反発の動きを強めている。高配当利回りも支援材料であり、出直りを期待したい。2月13日の終値は1083円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS138円90銭で算出)は約8倍、今期予想配当利回り(会社予想の46円で算出)は約4.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS923円77銭で算出)は約1.2倍、そして時価総額は約216億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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