【株式市場】日経平均は47円安、後場は一時4円安まで回復、持ち直す銘柄が目立つ

◆日経平均は2万7419円61銭(47円00銭安)、TOPIXは1957.32ポイント(5.61ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億4119万株

 3月23日(木)後場の東京株式市場は、鉄鋼株が一段と強含み、海運株も商船三井<9104>(東証プライム)が一時小高くなるなど回復を強め、注目が景気敏感株に移る様子となった。住友鉱<5713>(東証プライム)やINPEX<1605>(東証プライム)もジリ高。前場は公示地価などを受けて下げた不動産株の一角も持ち直した。日経平均は前引けより30円近く安い90円安で始まったが、下げ幅を徐々に縮め、大引け間際には4円64銭安(2万7461円97銭)まで持ち直し、小幅安にとどまった。

 後場は、RPAホールディングス<6572>(東証プライム)が一段と上げ2月決算の発表に期待の見方。サニーサイドアップグループ<2180>(東証プライム)も一段と上げ上場維持基準の適合に向けた計画や一部からの投資判断引き上げなど好感。高見沢サイバネティックス<6424>(東証スタンダード)は13時発表の業績予想など好感され一段高。アイサンテクノロジー<4667>(東証スタンダード)は自動運転車からのドローン離発着の実証実験などに注目集まり一段高。ANYCOLOR<5032>(東証グロース)は「四季報速報」で好評価とされ一段高。

■3銘柄が新規上場

 日本ナレッジ<5252>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは3450円(公開価格1500円の2.3倍)で買い気配。

 ハルメクホールディングス<7119>(東証グロース)は取引開始から15分を過ぎた午前9時15分に1981円(公開価格1720円の15%高)で初値をつけ、後場寄り後にストップ高の2381円(同38%高)まで上げ、大引けもストップ高。

 アイビス<9343>(東証グロース)も終日買い気配のまま初値がつかず、大引けは1679円(公開価格730円の2.3倍)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4119万株(前引けは5億1661万株)、売買代金は2兆4742億円(同1兆2447億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1059(前引けは703)銘柄、値下がり銘柄数は688(同1036)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、サービス、ゴム製品、空運、石油石炭、鉄鋼、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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