【株式市場】日経平均は99円高、3日続伸、海外ファンド好みとされる銘柄も上げ全般堅調

◆日経平均は2万8287円42銭(99円27銭高)、TOPIXは2022.76ポイント(5.08ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億6147万株

 4月4日(火)後場の東京株式市場は、キリンHD<2503>(東証プライム)などのビール3銘柄が一段と強含み、値上げなど買い材料視。日立製<6501>(東証プライム)とコマツ<6301>(東証プライム)も一段と強含み、欧米ファンド好みの銘柄に買いの見方。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株も一段強い相場になった。日経平均は前引けより40円ほど高い91円高で始まり、2万8250円(62円高)前後を下値に強もみあい。大引けにかけては先物に買い戻しなど入ったようで上値を追い、99円27銭高(2万8187円42)まで上げて高値引けの3日続伸となった。

 後場は、任天堂<7974>(東証プライム)が一段と上げ、市光工業<7244>(東証プライム)は業績回復ピッチ加速とされ連日一段高。資生堂<4911>(東証プライム)とコーセー<4922>(東証プライム)も一段ジリ高となり大企業の入社式でマスク無しが目立っているとされ需要回復期待。ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は前引け間際から後場寄り後にかけてストップ高となり工業新聞での出荷拡大観測報道など材料の見方。サイフューズ<4892>(東証グロース)も一段と上げ信用取引上の規制解除を受けて再動意。

 4日新規上場となったトランザクション・メディア・ネットワークス<5258>(東証グロース)は午前10時29分に1388円(公開価格930円の49%高)で初値をつけ、高値は直後の1289円。後場は1162円まで値を消し、大引けは1265円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億6147万株(前引けは5億2513万株)、売買代金は2兆8867億円(同1兆2978億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は889(前引けは771)銘柄、値下がり銘柄数は853(同971)銘柄。

 東証33業種別指数は24業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、その他製品、鉱業、電力ガス、陸運、精密機器、建設、銀行、食料品、パルプ紙、石油石炭、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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