Fusicは急激に出直りストップ高、「ChatGPTを活用した開発支援事業などに注目再燃

■上場1か月あまり、下値模索相場だったが見直し機運

 Fusic<5256>(東証グロース・福証Q-Board)は5月2日、急激に出直る相場となり、午前10時前から何度もストップ高の4370円(700円高、19%高)で売買され、取引時間中としては5日ぶりに4000円台を回復している。2023年3月31日に新規上場となり、「ChatGPTを活用した開発支援開始のお知らせ」(4月12日)など、対話型AIの『ChatGPT』に関する積極姿勢が目立つ銘柄。2日は、「セキュリティーや著作権、生成AI利用へ指針、ディープラーニング協会」(日本経済新聞5月2日付朝刊)と伝えられるなど、チャット・生成型AIの前向きな活用に向けた取組が進む方向性が示されたとされ、期待が再燃した。

 株価は4月5日につけた高値6760円から急激な調整相場に転じ、4月28日には一時3515円まで下押した。3000円でのPERは36倍になり、下値のメドとの見方があるようだ。公開価格は2000円。今期・2023年6月期の業績予想は、売上高1,331,920千円(前期比18.5%増)、営業利益は158,438千円(同126.0%増)、当期純利益101,234千円(同129.9%増)、1株利益96円38銭を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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