【株式市場】日経平均は105円安、後場は出来高増えるが鉄鋼、資源株など下げ2日続落

◆日経平均は3万2166円48銭(105円34銭安)、TOPIXは2305.95ポイント(26.96ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し22億1730万株

11月8日(水)後場の東京株式市場は、前場軟調だった大手商社株や海運株、建設株が総じて持ち直し傾向に転じたものの、前場堅調だったホンダ<7267>(東証プライム)や日本製鉄<5401>(東証プライム)などは13時頃にかけて急速に値を消し、日本製鉄はその後もジリ安。石油株もジリ安。半導体関連株は強もみあい。景気動向への展望に自信のない雰囲気となった。一方で業績予想を増額した任天堂<7974>(東証プライム)は一段強含み、9日に決算発表予定のソニーG<6758>(東証プライム)も一段ジリ高。日経平均は13時頃にかけて222円48円安(3万2049円34銭)まで下押し、14時頃にかけては前日比変わらずの前後まで持ち直したが大引けは戻しきれず2日続落となった。

後場は、中越パルプ工業<3877>(東証プライム)が一段と強含み業績拡大の観測報道を受けて9日の四半期決算発表に期待高揚。小林製薬<4967>(東証プライム)はしはんき決算と自社株買いが好感されて一段ジリ高。シミックホールディングス<2309>(東証プライム)はMBO(経営陣による買収)でストップ高。ヘリオステクノ ホールディング<6927>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額酒精が好感されストップ高。フォースタートアップス<7089>(東証グロース)は第2四半期までの進ちょく率など好感され急伸。

東証プライム市場の出来高概算は増加し22億1730万株(前引けは9億8229万株)、売買代金は4兆8166億円(2兆2321億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は404(前引けは486)銘柄、値下がり銘柄数は1227(同1141)銘柄。

東証33業種別指数は8業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、医薬品、倉庫運輸、空運、電気機器、精密機器、倉庫運輸、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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