【株式市場】日経平均は392円高、後場2万9000円攻防の末2週間ぶりに回復

株式市場 東京証券取引所 株価

◆日経平均は2万9069円16銭(392円70銭高)、TOPIXは2005.02ポイント(27.12ポイント高)、出来高概算(東証1部)は昨日より増加し9億5249万株

 12月28日(火)後場の東京株式市場は、高島屋<8233>(東1)が一段ジリ高など百貨店株に強張る銘柄が見られ、ブリヂストン<5108>(東1)は円安に加え12月配当狙いの買いもあるとされて一段と強含んだ。一方、前場上げた半導体関連株は上げ一服。日経平均はほぼ前引け水準の273円高で始まり、14時半過ぎまで2万9000円をはさんで一進一退だったが、大引けにかけて上げ、大幅反発で12月16日以来の2万9000円台回復となった。TOPIXも同日以来の2000ポイントを回復した。

 後場は、日本ゼオン<4205>(東1)が昼に発表した自社株買いなど好感されて急伸。業績予想を増額修正の帝国繊維<3302>(東1)は一段ジリ高。15日上場のネットプロHD<7383>(東1)は後払い決済端末での他社連携が材料視され一段高。フライトHD<3753>(東2)はAndroid携帯を決済端末に変えるシステムなどが注目され一段ジリ高。上場3日目のエフ・コード<9211>(東マ)は2日目に初値から1000円安となり3日目は1000円高で居所が定まらない様子。イメージ情報<3803>(JQG)は業務提携が好感され②日連続ストップ高。シーズメン<3083>(JQS)は新事業のメタバースファッション専門アパレルブランド事業が当初予想を上回り好調との発表など好感され一段高。

 東証1部の出来高概算は昨日より増加し9億5249万株(前引けは4億5799万株)、売買代金は2兆1689億円(同1兆755億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は1871(前引けは1555)銘柄、値下がり銘柄数は252(同527)銘柄。

 また、東証33業種別指数は海運を除く32業種が値上がり(前引けは30業種が値上がり)し、値上がり率上位は、精密機器、パルプ紙、水産農林、金属製品、機械、化学、電機機器、食料品、繊維製品、その他金融、小売り、建設、情報通信、ゴム製品、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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