三洋工業は3月決算予想の大幅な増額修正など好感され後場2年ぶりに2000円を回復

■軽量壁天井下地材など好調、PERわずか4倍台に

 三洋工業<5958>(東証スタンダード)は5月9日の後場、14時過ぎに一段高と上げ、7%高の2069円(134円高)をつけて約2か月ぶりに年初来の高値を更新し、約2年ぶりに2000円の大台に進む相場となった。同時刻に2023年3月期の連結決算予想の大幅な増額修正と配当予想の増額を発表し、好感買いが先行している。増額後の予想1株利益は479円48銭。PERは4倍に過ぎなくなり、急に割安感が強まる形になっている。

 23年3月期の連結決算予想は、売上高を22年5月に発表した従来予想を6.7%上回る282.83億円の見込みに見直し、営業利益は同2.2倍の17.56億円の見込みに、純利益は同2.2倍の16.21億円の見込みに見直した。軽量壁天井下地材などの販売が伸び、利益面では販売増による利益増にコスト削減などの諸施策が加わり従来予想を上回る見込みになった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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