【株式市場】日経平均は118円高、高値を更新、好業績銘柄を中心に活況高

◆日経平均は2万9507円03銭(118円73銭高)、TOPIXは2106.74ポイント(10.35ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加気味で7億4028万株

 5月15日(月)前場の東京株式市場は、前週末に3月決算を発表した資生堂<4911>(東証プライム)が年初来の高値に迫り、自社株買いも発表した大和ハウス<1925>(東証プライム)は2021年以来の高値を更新。2取引日前に発表した味の素<2802>(東証プライム)は続伸し上場来の高値を更新など、好業績銘柄を中心に活況高となった。私鉄株にも高値更新が目立ち、銀行株、保険株なども高い。日経平均は158円高で始まり、午前9時半過ぎの241円17銭高(2万9629円47銭)を上値に伸び悩んだが、前引けも堅調で取引時間中の年初来高値を連日更新した。

 NTT<9432>(東証プライム)は次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」への期待などで反発基調となり、楽天グループ<4755>(東証プライム)はモバイル事業の赤字改善などに注目が集まり続伸基調。長野計器<7715>(東証プライム)、タカトリ<6338>(東証スタンダード)、セキュア<4264>(東証グロース)、ビープラッツ<4381>(東証グロース)などは3月決算や四半期決算など好感されストップ高。コンヴァノ<6574>(東証グロース)やフロンティア・マネジメント<7038>(東証プライム)は買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加気味で7億4028万株、売買代金は1兆5995億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1038銘柄、値下がり銘柄数は723銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、その他金融、繊維製品、食料品、情報通信、証券商品先物、保険、建設、電力ガス、機械、水産農林、ゴム製品、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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