【株式市場】日経平均は238円高、3日続伸し1年半ぶり高値、好業績銘柄の活況続く

◆日経平均は2万9626円34銭(238円04銭高)、TOPIXは2114.85ポイント(18.46ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し14億4844万株

 5月15日(月)後場の東京株式市場は、半導体関連株が前場に続いて軟調だったものの、三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株に一段ジリ高の銘柄がみられ、14時に決算を発表した第一生命HD<8750>(東証プライム)も一段高、青山商事<8219>(東証プライム)は前取引日の発表を受けて午前11時頃からストップ高を継続など、引き続き好決算銘柄への物色が旺盛となった。日経平均は前引けより40円ほど高い160円高で始まり、中盤から前場の高値(241円17銭高の2万9629円47銭)に迫りながら大引けにかけても240円高まで上げ3日続伸、021年11月以来、約1年半ぶりの高値を連日更新した。

 後場は、長野計器<7715>(東証プライム)やフロンティア・マネジメント<7038>(東証プライム)が気配値のままストップ高を続け、前取引日に発表した決算などを材料視。白鳩<3192>(東証スタンダード)はNTTドコモの総合通販サイト「dショッピング」への新規出店など好感されストップ高で推移。リプロセル<4978>(東証グロース)は今期の一部黒字化予想など好感され一段と強含んで上げ幅を拡大。サイバーセキュリティクラウド<4493>(東証グロース)も一段と強含んで上げ幅を広げ四半期決算を好感。コンヴァノ<6574>(東証グロース)やフロンティア・マネジメント<7038>(東証プライム)は大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加気味で14億4844万株(前引けは7億4028万株)、売買代金は3兆1715億円(同1兆5995億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1166(前引けは1038)銘柄、値下がり銘柄数は620(同723)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、その他金融、証券商品先物、食料品、医薬品、電力ガス、ゴム製品、繊維製品、建設、銀行、機械、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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