Lib Work、熊本県を中心に製材加工販売などを行う幸の国木材工業を子会社化

ビジネス 万年筆 メモ

■契約締結は5月19日、株式譲渡実行日は7月3日の予定

 Lib Work<1431>(東証グロース)は契約締結日を2023年5月19日、株式譲渡実行日を7月3日(予定)として、製材加工販売会社である幸の国木材工業株式会社(非上場、熊本県山鹿市)の全株式を取得し、同社を子会社化する。取得価格は、デューデリジェンス費用等(概算額)55万円を含め合計(概算額)9億6438万7千円。

■木材の安定供給を受けられる体制を構築、高いシナジー効果

 Lib Workグループでは、「WEBマーケティングをコアコンピタンスとする住宅テック企業」として、「サステナブル&テクノロジーで住まいにイノベーションを起こす」というミッションを掲げ、2020年1月6日に公表した「VISION 2030」のロードマップに基づき、事業を展開している。

 住宅業界においては、約2年前のウッドショックの影響を皮切りに、資材価格が高騰を続けており、現在の資材価格の高騰は外的要因によるものであり、企業単独の経営努力では安定した価格で資材供給を受けることが困難になると予想されている。

 幸の国木材工業は、熊本県山鹿市に本店を置き、熊本県を中心に戸建住宅メーカー等への木材供給等を主力事業とする製材加工販売会社。今後、Lib Workグループが営業エリアを拡大していくにあたり、同社から木材の安定供給を受けられる体制を構築することで、高いシナジーを生み出せると考えている。

 幸の国木材工業は、設立から30年以上経過している老舗企業で、年々着実に実績を伸ばし、地域の住宅建築ニーズに応えてきた。また、これまで堅実な経営を続けており、金融機関からの借入もほとんどなく、財務状況も良好に推移している。

 同社をグループに迎えることで、グループ全体の原価コスト削減に寄与することはもちろんのこと、受託の独自工法の開発への取組等、当社グループの経営ビジョンの1つである住宅版SPAモデル・垂直統合モデルの確立に繋げていきたいと考えている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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