【株式市場】日経平均は199円高、欧米資金に加え国内資金も債券から株式へシフトと9日続伸基調

◆日経平均は3万1286円70銭(199円88銭高)、TOPIXは2184.08ポイント(8.18ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億1006万株

 5月23日(火)前場の東京株式市場は、欧米の資金が中国株から日本株に軸足を移しているといった観測に加え、国内の機関投資家が債券から株式へと配分割合をシフトさせているといった観測があり、米投資ファンドを率いるバフェット氏の注目する大手商社株が三井物産<8031>(東証プライム)など軒並み高値を更新し、先の決算発表で第4四半期の赤字改善が目立った日本製紙<3863>(東証プライム)も高値を更新した。日経平均は158円高で始まり、午前10時前に265円71銭高(3万1352円53銭)まで上げ、前引けも上げ幅200円前後を保ち、1990年1990年7月以来の高値圏で9日続伸基調となった。

 業績急回復の青山商事<8219>(東証プライム)が再び大きく出直り4日前につけた高値に接近。デジタルアーツ<2326>(東証プライム)は広島市のホームページに異常と伝えられた頃から出直り強め再び出直り拡大。ベクター<2656>(東証スタンダード)は世界の起業家や研究者を支援するスイス企業のオンラインプラットホームとの協業など好感され一時ストップ高。セキュア<4264>(東証グロース)は好決算を発表後数日間隔で一段高の相場が再び到来と2日ぶりに急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1006万株、売買代金は1兆6256億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は892銘柄、値下がり銘柄数は860銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、パルプ紙、証券商品先物、サービス、鉱業、輸送用機器、海運、化学、精密機器、卸売り、その他金融、非鉄金属、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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