ユーグレナが大きく出直る、経産省が航空燃料の1割を再生品にと伝えられ「サステオ」に期待再燃

■使用済み食用油と微細藻類から抽出された油脂などで実績

 ユーグレナ<2931>(東証プライム)は5月26日、大きく反発して始まり、取引開始後は6%高の908円(51円高)まで上げて約1週間ぶりに900円台を回復している。バイオ燃料の開発製造を手掛け、「航空燃料1割を再生品に、経産省」(日本経済新聞5月26日付朝刊)と伝えられたことなどが好感されている。「2030年から、日本の空港で国際線に給油する燃料の1割を再生航空燃料(SAF)にすることを石油元売りに義務付ける」(同)と伝えられた。信用売り残の多い銘柄のため、値動きによっては売り方が動揺し買い戻しを急ぐ展開も予想されている。

 同社は、2023年1月に「政府専用機に2度目の国産SAF『サステオ』を給油」と発表するなど、航空燃料や公共交通機関の燃料を開発・実用化している。「サステオ」は、原料に使用済みの食用油と微細藻類ユーグレナから抽出されたユーグレナ油脂等を使用し、従来の石油系ジェット燃料と混合した環境負荷の低い燃料。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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