And Doホールディングスが第四北越銀行、中国銀行から各々サステナビリティ・リンク・ローンの融資を獲得・実行

■ハウス・リースバック、リバースモーゲージを通じてSDGs・ESG経営を推進

 ハウスドゥブランドで不動産事業を全国展開するAnd Doホールディングス<3457>(東証プライム)は5月31日午後、第四北越フィナンシャルグループ<7327>(東証プライム)の第四北越銀行、および、ちゅうぎんフィナンシャル<5832>(東証プライム)の中国銀行と、各々サステナビリティ・リンク・ローンの実行に係る融資契約が本日実行されたと発表した。

 サステナビリティ・リンク・ローンは、サステナビリティへの取り組みやその目標(サステナビリティパフォーマンスターゲット:SPTs)に応じて融資条件が有利になる融資。And Doホールディングスでは、サステナビリティへの取り組みとして、不動産流通の活性化を通じて、さまざまな社会課題解決(中古住宅市場の活性化、空き家の有効活用、老後資金の確保、住宅の長寿命化等)に寄与することを表明しており、特に、高齢者の住宅確保と資金確保の両面を実現していくことが重要と考えており、不動産資産を活用した資金調達の仕組みの構築に取り組んでいる。

 これを受け、第四北越銀行のサステナビリティ・リンク・ローンでは、SPTsの設定内容(概要)を(1)ハウス・リースバック仕入契約件数は2024年6月期に2400件(2年間の累計値)、25年6月期に3840件(3年間の累計値)、(2)リバースモーゲージ保証残高は24年6月期に285億円、25年6月期に506億円、と設定した。なお、当該SPTsの妥当性は、株式会社格付情報センターより、第三者評価を取得した。

 また、中国銀行によるサステナビリティ・リンク・ローン「ちゅうぎんサステナビリティ・リンク・ローン」では、SPTsの設定内容(概要)を、(1)ハウス・リースバック仕入件数は2024年6月期に1260件、25年6月期に1440件、(2)リバースモーゲージ保証残高は24年6月期に285億円、25年6月期には506億円、と設定した。

 And Doホールディングスでは、SDGs・ESG経営を推進し、「不動産×金融×IT」で持続可能な事業の成長を図ることで、不動産を活用したサービスの提供により、日本経済の活性化に貢献していく方針としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  2. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
  3. ■自律制御とフライバイワイヤ技術でパイロット不要、26年初飛行予定  ロッキード・マーティン(NY…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る