【株式市場】日経平均は260円高、後場は低PBR株買いも復活の様子で大幅に反発

◆日経平均は3万1148円01銭(260円13銭高)、TOPIXは2149.29ポイント(18.66ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億8403万株

 6月1日(木)後場の東京株式市場は、前場活況高の三菱商事<8058>(東証プライム)など大手商社が前場の上げ幅を保って推移し、日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段と強含み、PBRの低い景気敏感株への物色が再燃の様子。半導体株もレーザーテック<6920>(東証プライム)は一段ジリ高など総じてしっかり。富士通<6702>(東証プライム)は13時位頃から急伸し新光電気工業<6967>(東証プライム)の売却報道に反応など材料株物色も旺盛。日経平均は140円高で始まり、高下しながらも上げ幅を広げ、大幅に反発した。

 後場は、三井住友FG<8316>(東証プライム)が寄り後に堅調となり一段ジリ高など、メガバンクも出直りを強め、米政府債務問題の法案通過を受けて米国債のデフォルト懸念は後退の見方。CAICA DIGITAL<2315>(東証スタンダード)はステープルコインに関する改正法の1日施行が追い風とされ一段高。同じくインタートレード<3747>(東証スタンダード)は何度もストップ高で売買され急伸商状。サイバーステップ<3810>(東証スタンダード)は14時過ぎの中国展開発表を受けて急伸しストップ高。多摩川ホールディングス<6838>(東証スタンダード)は大口受注が好感され大引けまで終日買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8403万株(前引けは6億9193万株)、売買代金は3超5971億円(同1兆8104億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は948(前引けは907)銘柄、値下がり銘柄数は805(同834)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、卸売り、精密機器、情報通信、空運、電気機器、電力ガス、医薬品、不動産、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る