【株式市場】日経平均は236円高となり高値更新、年3兆円規模の少子化対策も好感

◆日経平均は3万1384円93銭(236円92銭高)、TOPIXは2172.36ポイント(23.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億1723万株

 6月2日(金)前場の東京株式市場は、NYダウやNASDAQの反発に加え、日本政府の少子化対策が年間3兆円規模とされたため景気対策にもなるとの見方があり、株価指数先物が買われて現物株が上がる場面もあった模様。低PBR株の底上げ期待もあるようで三菱紙<3864>(東証プライム)や住友不<8830>(東証プライム)、三井物産<8031>(東証プライム)なども高い。日経平均は152円高で始まり、276円14銭高(3万1424円15銭)まで上げ、前引けも上げ幅200円台で続伸基調。終値ベースでの1990年以来の高値を前引け時点だが3日ぶりに上回った。

 メンバーズ<2130>(東証プライム)が大きく出直り、「Web3」事業の社内カンパニーの営業開始など好感。日本エコシステム<9249>(東証スタンダード)は一時ストップ高で2日続けて大幅高となり原油スラッジ処理など連日好感。細谷火工<4274>(東証スタンダード)は急伸し米軍が日本で弾薬を調達との観測報道を受け買い先行。ジィ・シィ企画<4073>(東証グロース)は大型案件の受注など好感され一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1723万株、売買代金は1兆6893億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1585銘柄、値下がり銘柄数は205銘柄。

 東証33業種別指数は空運、海運を除く31業種が値上がりし、パルプ紙、保険、サービス、不動産、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る