インテリジェントウェイブはイスラエル製サイバーセキュリティ製品や「ChatGPTで検出不能マルウエア」との報道など買い材料視され高値を更新

■受注残高が過去最高など業績好調で6月決算への期待強い

 インテリジェント ウェイブ<4847>(東証プライム)は6月6日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、後場、13時を過ぎては7%高の810円(56円高)前後で売買され、今年2月につけた年初来の高値805円を約4か月ぶりに更新している。6月決算への期待が底流にある中で、6日は、情報セキュリティ・企業IT専門メディア『EnterpriseZine』(翔泳社)で紹介されたと発表し、注目されている。さらに、「ChatGPTで検出不能マルウエア」(6月5日付の日経産業新聞)と伝えられており、同社のIT情報漏洩対策システムに一段と注目が集まる形になった。

 翔泳社の情報セキュリティ・企業IT専門メディアでは「セキュリティを軽視する日本と危機を受け入れるイスラエル、サイバー強国になるための資質とは」のタイトルで紹介されている。インテリジェントウェイブはイスラエル製のサイバーセキュリティ対策ソリューションも取り扱っており、イスラエルは国際的な立場から軍事や情報戦での「戦訓」が世界で最も豊富とされ、実効性の高いサイバーセキュリティ対策のノウハウがあるとされている。

 5月中旬に発表した第3四半期連結決算(2022年7月~23年3月・累計)は営業利益が前年同期比20.4%増加し、受注残高は同24.6%増加するなど好調で、直近20年では売上高、各利益ともに過去最高を更新し、受注残高は過去最高の100億円を超えた。6月本決算は会社予想を上振れるとの期待が継続している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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