インフォマートの「BtoBプラットフォーム 規格書」とエフシージー総合研究所の「食品大目付そうけんくん」がデータ連携を開始

■食品表示ラベルと商品規格書の作成にかかる工数や手間を削減

 デジタルの力であらゆる業務を効率化するインフォマート<2492>(東証プライム)は6日、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 規格書」と、フジサンケイグループのシンクタンク、エフシージー総合研究所が提供する、原材料・栄養成分表示作成システム「食品大目付そうけんくん」が、2023年6月下旬からデータ連携を開始すると発表。

 これにより、食品表示ラベルと商品規格書の作成にかかる工数や手間が削減され、ユーザーの利便性向上、外食企業や食品メーカーの業務効率化を実現する。

■連携の背景と概要

 新型コロナウイルス感染症の位置付けが「5類感染症」に移行され、店内飲食の回復が進む中、コロナ禍で定着したテイクアウト販売を継続する飲食店が多い状況である。

 この状況から、飲食店では、食品表示ラベル(一括表示)の作成や貼付け等、商品・品質に関する情報を提供する機会が多くなっている。こうした中で、食品表示ラベルの作成に必要な原材料情報の回収に時間や手間がかかり、飲食店や食品メーカー等の業務負荷が課題となっている。

 そこで、外食企業や食品メーカー等、数多くのユーザーより要望を受け、同社の「BtoBプラットフォーム 規格書」とエフシージー総合研究所の「食品大目付そうけんくん」のデータ連携が実現した。

 今回の連携により、これまで食品表示ラベルや商品規格書の作成・管理にかかっていた時間の短縮や、転記間違い等の人的ミス軽減等の業務効率化を実現する。

 今後も両社共同で、食品業界のさらなる業務効率化や生産性向上を推進し、「食の安心・安全」をサポートしていく。

■連携によってできること

(1)「BtoBプラットフォーム 規格書」のデータを「食品大目付そうけんくん」へ連携

 「BtoBプラットフォーム 規格書」(買い手機能)で回収した原材料や栄養成分等の情報をCSVデータでダウンロードし、「食品大目付そうけんくん」にアップロードすることで、食品表示ラベルに必要な情報の回収時間や手間が大幅に削減され、法令に遵守したラベルを正確かつ迅速に作成することが可能になる。

(2)「食品大目付そうけんくん」のデータを「BtoBプラットフォーム 規格書」へ連携(※)

 「食品大目付そうけんくん」で作成した商品名や原材料、栄養成分等の食品表示ラベルの情報を「BtoBプラットフォーム 規格書」(メーカー機能)に取り込むことができるため、商品規格書に記載する情報の精度を統一することができる。

 また、「BtoBプラットフォーム 規格書」(メーカー機能)での商品規格書の作成・提出にかかるコストや時間削減の他、転記間違い等の人的ミスが軽減でき、得意先対応のスピードアップにもつながる。

(※)同連携の開始時期は、2024年度を予定している。

【サービス概要】

■「食品大目付そうけんくん」

 最新の法令に基づいた一括表示を自動作成するアプリケーションである。原料・製品の規格書管理作成、原材料表示、栄養計算等、食品関連事業者の品質管理業務をサポートする。全国の食品メーカー、コンビニベンダー、スーパーマーケット、ホテル等幅広い業種で利用されている。

■「BtoBプラットフォーム 規格書」

 商品規格書情報をデジタル化し、外食・卸・メーカーの各企業間で、提出依頼・作成・提出、仕様変更までを総合管理できるクラウドサービスである。業界標準の統一フォーマットで管理するため、双方に無駄な作業が発生せず、コスト削減・業務効率化が実現する。業界内でニーズの高いアレルギー・原産国の情報を管理するツールとして、食品業界の「食の安心・安全」をサポートする。(2023年6月現在で約1万社が利用している。)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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