リプロセルは後場もしっかり、子宮頸がんを対象としたTIL療法で慶應大学と共同研究契約

■これを起点として、がん免疫療法の分野にも事業を展開

 リプロセル<4978>(東証グロース)は6月29日、2日ぶりに300円台を回復する相場となり、5%高の309円(16円高)まで上げた後も堅調に推移している。28日、子宮頸がんを対象とした腫瘍浸潤リンパ球(TIL)輸注療法に関する慶應義塾大学医学部産婦人科学教室との共同研究契約を発表し、期待する動きが再燃した。「今後は、TIL療法を起点として、がん免疫療法の分野にも事業を展開して」いくとし、期待が強まっている。

 発表によると、TIL療法は、高度なTILの培養技術が必要なため、実施可能な施設は世界でも約10施設程度にとどまる。同社は、TILの製造法に関する技術移転を受け、同臨床試験の細胞加工を実施する予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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