LINE Financialと野村ホールディングス、LINE証券の事業再編で合意

■2024年中の完了を予定

 LINE Financialと野村ホールディングス<8604>(東証プライム)は12日、両社の合弁会社であるLINE証券が行う金融サービス事業の再編に関して合意したと発表。同事業再編は2024年中の完了を予定している。

 LINE証券は、国内株式や投資信託などの証券サービスとFXや差金決済取引などのサービスを提供してきた。しかし、経営環境の変化や収益性の見通しを踏まえ、最適な経営資源の配分を検討した結果、同事業再編の合意に至った。FX口座は新規口座開設数が業界No1となるなど成長しており、LINE証券の持続的かつ一層の成長に繋がると判断した。また、LINEグループと野村ホールディングスはそれぞれ独自のデジタル戦略に経営資本を投下することが成長に資すると判断した。

 証券事業は会社分割(吸収分割)の方法により、野村證券に移管される。移管後は、野村證券の証券サービスが提供される。FXサービスは、LINE証券が引き続き提供する。本事業再編に伴う各サービスの変更点等は、LINE証券の特設サイト等で顧客へ案内される。

 2024年中の同事業再編の完了と新生LINE証券のスタートに向け、関係者で協議を行い、開示すべき事項を決定した場合には、速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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