【株式市場】日経平均は朝方反落も113円高、半導体株や商社、海運、証券株も高い

◆日経平均は3万3615円57銭(113円15銭高)、TOPIXは2304.871ポイント(10.34ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億3194万株、

 6月15日(木)前場の東京株式市場は、今回の米FOMCで利上げが見送られた一方、年内に2回の利上げ余地があるとされたことなどを受けて円安が再燃し、米半導体株指数が上げたこともありアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が軒並み高となり、鉄鋼、自動車株も一部を除いて続伸基調。大手商社、海運、倉庫株もしっかりとなった。日本取引所G<8697>(東証プライム)が連日高値など証券株も高い。日経平均は取引開始後に116円41銭安(3万3386円01銭)まで反落模様となったが、衆議院の解散観測を受けて「解散は買い」のジンクスが言われ、前引けは上げ幅100円台いとなった。終値ベースではバブル相場崩壊後の高値を3日連続更新する相場になった。

 任天堂<7974>(東証プライム)が高値を更新しライバルのマイクロソフトに買収差し止め判決が下されたことなど好感。パンチ工業<6165>(東証プライム)は停止していた受発注システムの再開が好感され月面探査ロボ製造関連技術への期待も再燃し出直り拡大。ロングライフホールディング<4355>(東証スタンダード)はMBO(経営陣が関与するM&A)のため急伸。上場3日めのABEJA<5574>(東証グロース)は一段と上げストップ高。ダブルエー<7683>(東証グロース)は四半期決算と中期計画など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3194万株、売買代金は2兆1150億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1160銘柄、値下がり銘柄数は588銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、証券商品先物、海運、その他金融、その他製品、倉庫運輸、保険、繊維製品、機械、卸売り、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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