【株式市場】日経平均は150円安、米国の一部地銀に不安が再燃し銀行株など安い

◆日経平均は2万8469円08銭(150円99銭安)、TOPIXは2027.86ポイント(14.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億15万株

 4月26日(水)前場の東京株式市場は、米国で一部地銀への不安が再燃したため銀行株や保険株が反落模様となり、米景気への波及懸念などを受けて海運、鉄鋼、自動車、機械などが軟調で、半導体関連株も総じて安くなった。半面、資生堂<4911>(東証プライム)、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などは上げ、業績予想を増額した雪印メグミルク<2270>(東証プライム)など食品株の一角も高い。日経平均は取引開始後に223円06銭安(2万8397円01銭)まで下押し、その後は持ち直して前引けの下げ幅は150円台にとどまった。

 コメリ<8218>(東証プライム)が3月決算と今期予想など好感されて活況高。モバイルファクトリー<3912>(東証プライム)は第1四半期決算が好感され、遠藤照明<6932>(東証プライム)は決算予想の増額修正が好感されて急伸。神栄<3004>(東証スタンダード)は子会社による小型微量水分計の開発が材料視され急伸。TBグループ<6775>(東証スタンダード)は中国富裕層などに向けたメディカルツーリズム事業への期待相場が再燃とされストップ高。ジオコード<7357>(東証スタンダード)は『ChatGPT』での連携が好感されストップ高。アクアライン<6173>(東証グロース)は今期黒字化への期待など再燃とされ急反発のストップ高。

 新規上場となったRidge-i(リッジアイ)<5572>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは2982円(公開価格1750円の70%高)の買い気配となった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億15万株、売買代金は1兆2463億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は381銘柄、値下がり銘柄数は1393銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が上げ、建設、食料品、電力ガス、空運、不動産、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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