綿半HDグループの綿半トレーディングがエヌ・ビ-・エル社と鳥インフルエンザ感染予防効果の共同研究を開始

■キラヤサポニンの特性に着目

 綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>は23日、グループ会社の綿半トレーディングがエヌ・ビ-・エル社(京都府京都市)とキラヤサポニン配合飼料による鳥インフルエンザ感染予防効果の可能性を検討する共同研究を開始すると発表した。

 エヌ・ビ-・エル社は、鶏と卵の研究所として “日本のたまごの未来のために採卵養鶏業界の調査・研究部門を目指して世界の情報を収集し、私たちの未来に活かす” ことを目的としている。

 一方、綿半トレーディングは、キラヤ及びユッカ製品を取り扱っている。これらは中南米に生育している植物が由来であり、海外では飲料や飼料添加物として使用されている。近年キラヤはコロナウイルスワクチンのアジュバントの活用でも注目されており、機能性豊かな植物抽出物である。

 両社は、キラヤサポニンの特性に着目。鶏と卵の研究所の所⾧である京都女子大学八田一研究教授の協力のもとキラヤサポニン配合飼料による鳥インフルエンザ感染予防効果をバイオセーフティーレベル3(BSL3)実験室で開始した。

 綿半トレーディングでは昨年よりチリ産の植物キラヤ(約85%)とメキシコ産の植物ユッカ(約15%)を混合した『Nutrafito Plus』の販売を開始しており、家畜の飼料効率の向上、アンモニア臭気の軽減、抗菌性物質の代替としても期待されている。海外ではすでに⾧年家畜への飼料添加の実績があり、安心安全かつ効率的な動物の飼育に役立つ製品として利用ができる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る