インフォマート、愛知県を中心に「超グルメ回転すし 武蔵丸」等を運営する武蔵が飲食店のオペレーション効率化を推進する「V-Manage」を採用

 デジタルの力であらゆる業務を効率化するインフォマート<2492>(東証プライム)は30日、同社のグループ会社であるRestartz(リスターツ)の提供する飲食店のオペレーション効率化を推進する「V-Manage」が、飲食店を運営する武蔵に採用されたと発表。

■導入の背景

 武蔵は、愛知県を中心に「超グルメ回転すし 武蔵丸」等の飲食店を11店舗、運営する企業である。同社では、従業員の業務管理や店舗のオペレーションの管理等はすべて店長に一任しており、店舗ごとに業務の内容や優先度が異なっていた。オペレーション内容を明文化していないため、新たな従業員への教育や指示だしといった社員の業務負担が課題としてあった。

 これらの課題を解決することを目的に、Restartzが提供する店舗オペレーション管理サービス「V-Manage」を採用した。これにより3つの効果が期待できる。

(1)店長の指示がなくても従業員が業務内容を把握できる
(2)店長だけでなく本部も店舗状況の把握・見える化が可能に
(3)新たに入社した従業員の働きやすい環境が作れる

 今後も同社は、Restartzの「V-Manage」を通じて、飲食店の業務のデジタル化を推進し、業務効率化を支援していくとしている。

【武蔵 担当者のコメント】

 近年の店舗数拡大により、店舗による作業内容の質の差や実行の漏れが発生するという課題を感じた。基準を示すマニュアルはあるものの、忙しい営業の中で常に内容を確認する時間はないため、個人個人の優先順位やマニュアルの浸透具合によって肌感覚で日々を過ごしているといった状況だった。新人に施した研修も徐々にお店の空気によって維持される基準と薄まっていくものとがあり、基準の明確化と見える化の必要性を感じていた。また、作業時間も人によって異なり、これは労務管理や人件費管理といった数値面だけでなく、作業の速い人から見て作業の遅い人に納得できないという人の面での問題も含んでいた。作業に時間設定をすることで、個人の感覚による速い、遅い、の違いに線引きをしたいと考えている。

 一方で本社から通達されるタスクに限られた人しか対応できないといった面もあったため、情報伝達ツールとしても機能させることでタスクの進行がよりスムーズになるのではないかと思う。

 今までは管理社員への属人性が高かったため、全体での基準統一を図り、また管理負担の軽減によって次の管理リーダーの育成などのスピードアップも期待している。

【サービス概要】

 「V-Manage」は、飲食店経営における店舗運営の課題をワンストップで解決するサービスである。飲食店の開店から閉店まで行う業務工程を可視化することで、安全かつ無駄のない店舗運営を実現する。また、中小規模の外食企業も、大規模チェーンのマネジメントサービス導入が可能になる。今後、就業者の減少が見込まれる中で、より効率的に、また低下させることなく店内サービスを提供し、生産性の向上を図ることができる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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