ELEMENTSが生成AI事業に参入、ファッションEC企業向け画像生成サービスを提供

■第一弾としてファッションEC企業向け画像生成サービスを提供

 生体認証や画像解析サービスを展開するELEMENTS<5246>(東証グロース)は5日、生成AI事業に参入し、第一弾としてファッションEC企業向けにEC商品画像の生成サービスのα版を提供開始すると発表。

■背景

 ELEMENTSは「⾃分だけの要素を知ることで、より⾃分らしい⽣き⽅を選択できる世界に」をビジョンに掲げ、個々人の状況や好みに応じ日常がカスタマイズされる世界の実現を目指している。創業当初から「個たりうるもの」は何かを追求し、現実空間における個人の特徴の認識や、特徴を活用した個人認証および個人最適化ソリューションを提供してきた。

 個人最適化ソリューションの新たな取り組みとして、デジタル空間においても現実世界と同様に、個人に最適化したコンテンツを提供するため生成AI事業への参入に至った。ELEMENTSがこれまで培ってきた画像処理技術や機械学習技術の知見をいかして、事業者が活用しやすいアプリケーション形式での提供を軸に様々な業界への展開を予定している。第一弾として、ファッションEC企業向けに生成AIを活用した画像生成サービスのα版を提供開始する。

■新サービスについて

 生成AIにより購入層に合わせたEC商品画像を自動で生成するサービスである。複雑なプロンプトを入力する必要なく、誰でも簡単に高度な生成AIが利用できる点が特徴である。これまで撮影コストの問題で販売促進が難しかった商品も手間なく訴求することができ、未着用のまま廃棄される商品の削減にも貢献する。

【利用シーン例】

1)ECサイト内での活用

 ベースのコーディネートをもとに様々なパターンを生成AIで用意することができる。1枚の元画像をアップロードすることで、訴求したい商品ごとにコーディネート、背景、モデルの表情や年齢を変えるなど、商品の売れ行きに合わせて、再撮影の時間や費用をかけずに販売促進を図ることが可能である。

2)広告やメルマガでの活用

 SNS広告やWebサイトなど各媒体の雰囲気やメルマガ読者層の年齢に合った画像が利用でき、背景を変えて1週間コーディネートに活用することも可能である。

 同社は、今後もファッションEC企業に関わらず、様々な企業に生成AIを活用した画像生成アプリケーションを提供していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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