富士ソフトとABEJAが協業、AIエージェントを活用した開発手法・ツールの共同開発を本格化

■国内企業の課題解決を目指し、効率化と省力化を推進

 富士ソフト<9749>(東証プライム)は3月25日、AIプラットフォームを提供するABEJA<5574>(東証グロース)と協業し、AIエージェントを活用したソフトウェア開発のモダナイゼーションを推進すると発表。生成AIの進化に伴い、海外製ツールが多い中、日本企業に適した開発手法やツールの構築を目指していく。ABEJA PlatformのAI技術と富士ソフトの開発実績を掛け合わせ、エンジニア業務の省力化を図る。さらに、テストコードの開発や自動化分野へのノウハウ活用も視野に入れ、国内企業の開発効率向上を支援する考えだ。

 両社は、生成AIを取り入れた開発手法の普及を目指し、共同でツール開発を進める。AIファーストなアプローチを推進することで、国内企業が直面する開発環境の課題解決を図る。特に、海外製ツールの導入が困難な企業や、期待した成果を得られていない企業に向けた支援を強化する。

 富士ソフトは、ABEJAとの協業を通じて得られた知見を基に、テストコードの開発やテスト自動化領域にも応用を広げる方針だ。AI活用による開発効率の向上と業務の省力化を実現し、顧客企業のビジネス成長に貢献することを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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