TDKが高値を更新、NY株高に加え日銀短観も改善し株価指数連動型の買いも増加

TDK

■今期も連続増益・増配を見込む

 TDK<6762>(東証プライム)は7月3日、一段高となり、前場3%高の5759円(192円高)まで上げて約2週間ぶりに2021年以来の高値を更新し、後場も13時30分を過ぎてほぼ高値圏の5740円前後で売買されている。直近発表のリリースとしては、伝送信号の高速インターフェース差動伝送向けのノイズ対策用コモンモードフィルタ「TCM0403Tシリーズ」(0.45mm×0.3mm×0.23mm)を開発し、2023年6月より量産を開始と6月27日に発表して注目されているが、直近は、NY株の全面高により米国の景気回復期待が再燃したこと、NY市場で上げたこと、などを受けて買いが再燃した面が強いと見られている。株価指数連動型の買いも増加しているようで、同社株には買いが入りやすい状況になっている。

 今期・24年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比7.4%減とするものの、営業利益は同12.5%増、当期純利益は同28.7%増を見込み、配当は年116円(前期比10円の増配)を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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