神戸鋼が高値更新、「配当性向上げ検討」と伝えられ8年ぶりに1400円台

■すでに配当利回り4%だが、値上がりも見込める高配当銘柄になる可能性

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は7月6日、一段高となり、取引開始後に6%高の1420.5円(75.5円高)まで上げて3日ぶりに高値を更新し、2015年12月以来の1400円台に進んでいる。このところは自動車業界での生産回復傾向や米国景気の持ち直し期待、日銀短観の景況感の7四半期ぶり改善などを受けて上値を追っているが、6日は、「神戸鋼、配当性向上げ検討、今期、年60円超の見通し」(日本経済新聞7月6日付朝刊)と伝えられ、配当妙味も加わる相場になった。

 報道によると、現状は配当予想を公表していないが、これまでの15%~25%を2024年3月期に引き上げる可能性が濃厚のもよう。年間配当は60円を超え、前期比20円以上の増配になる見通しという。神戸鋼の配当利回りは4%台で、すでに高配当銘柄に属す。証券会社の投資相談窓口などでは、高配当銘柄への投資姿勢について、「配当額が高いだけではなく、これから増える銘柄でないと」といったアドバイスがあり、神戸鋼は値上がりも見込める高配当銘柄として注目を集める可能性がありそうだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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