島忠が連日急伸、DCMホールディングスとの関係めぐり思惑買い

■M&A、その後進展伝えられず「怖いもの見たさ的な買い」

 島忠<8184>(東1)は9月24日、2日続けて急伸商状となり、取引開始後に14%高の3860円(480円高)まで上げて2006年以来の3800円台に進んだ。

 前週末取引日の18日夕方、DCMホールディングス<3050>(東1)が「本日NHK他において、当社が株式会社島忠に対して公開買付けを行い、傘下に収める方向で調整を進めていると報道され(中略)いまだ決定しているものはありません」などと発表。週明け23日は思惑買いが殺到しストップ高となった。

 思惑買い先行の投機相場になっているが、両社とも、18日夕方の「一部報道について」以降はIR開示や談話を出していないため、「もう一歩踏み込んだ詳細が明らかになるまでは、怖いもの見たさ的な買いが入る余地があり、高下しながらも値幅妙味の大きい相場が続くのではないか」(市場関係者)との見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る