TAKISAWAは後場も買い気配のままストップ高、ニデックのTOBに「賛同の意見表明」など発表されず非友好的な買い占めになるとの予想

■TOB価格は1株2600円、対抗者が現れればTOB価格引き上げも

 TAKISAWA<6121>(東証スタンダード)は7月14日、後場もストップ高(400円高の1987円、25%高)買い気配で始まり、朝の取引開始から買い気配のままを続け値のつかない相場となっている。13日の15時30分にニデック<6594>(東証プライム)がTAKISAWA株式に対する公開買付(TOB)を1株2600円で行うと発表し、TAKISAWAは17時に「関連情報を精査した上で、当社の見解を公表する予定」と発表。以後、14日正午に至るまでTAKISAWA側からは「賛同の意見表明」などの発表がないため、非友好的なTOBに発展するのではといった憶測が出ている。

 友好的なTOBの場合は、通常、東証の「適時開示閲覧サービス」などに「賛同の意見表明」や「買付への応募推奨のお知らせ」などが掲示される。株式市場関係者からは、仮に非友好的なTOBになる場合、他の第三者が登場して対抗的なTOBを行う可能性があるとの推測が出ており、TOB価格の引き上げなどを交えて株式争奪戦に発展する可能性も言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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