【株式市場】日経平均は61円高、朝方の164円安から回復、TOPIXは小安い

株式

◆日経平均は3万2729円47銭(61円13銭高)、TOPIXは2283.02ポイント(0.07ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億3596万株

 7月27日(木)前場の東京株式市場は、米国の利上げ、円の反発を受けて自動車株や総合電機株などの値動きが重く、半導体関連株もアドバンテストの大幅減益が重なり高安混在となった。半面、米利上げの打ち止め期待や中国の内需振興策への期待などから日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株や日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が高く、日銀の金融政策会合(27、28日)への期待などから三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株もしっかり。保険株も堅調。日経平均は朝寄り直後の164円65銭安(3万2503円69銭)を下値に持ち直し、午前10時過ぎに88円85銭高(3万2757円19銭)まで上げたあと高下したものの、前引けも堅調で前日比反発基調となった。TOPIXは小安い。

 カプコン<9697>(東証プライム)や未来工業<7931>(東証プライム)が急伸し四半期決算の大幅増益など好感。TOWA<6315>(東証プライム)やクリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は初見会社による投資判断が伝えられ出直り拡大。日本テレホン<9425>(東証スタンダード)は取り扱い範囲を広げたリユースPC好調とされ5日続伸一段高。カーチスホールディングス<7602>(東証スタンダード)はビッグモーター問題による「漁夫の利」に期待大とされ活況高。上場約1か月目のシーユーシー<9158>(東証グロース)は四半期決算発表を受けて昨日の上場来安値から急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3596万株、売買代金は1兆5625億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は652銘柄、値下がり銘柄数は1090銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、海運、保険、電力ガス、鉄鋼、不動産、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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