ミロク情報サービスは24年3月期1Q小幅減益だが通期小幅増益予想据え置き

(決算速報)
 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は7月31日の取引時間終了後に24年3月期第1四半期連結業績を発表した。先行投資となる新卒入社社員の積極採用、ベースアップや昇給による人件費の増加、広告宣伝・販売促進費の増加などで小幅減益だった。ただし売上面は順調だった。そして通期の小幅増益予想を据え置いた。不透明感、サブスクリプション型への移行スピード加速、戦略投資などを考慮して小幅増益にとどまる予想としているが保守的な印象が強い。会社予想は上振れの可能性が高く積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は5月の安値圏から切り返して戻り歩調だ。目先的には第1四半期の小幅減益を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが下値限定的だろう。

■24年3月期1Q小幅減益だが通期小幅増益予想据え置き

 24年3月期第1四半期連結業績は売上高が前年同期比7.9%増の104億84百万円、営業利益が4.9%減の14億30百万円、経常利益が5.1%減の14億55百万円、親会社株主帰属四半期純利益が3.6%減の9億30百万円だった。

 先行投資となる新卒入社社員の積極採用、ベースアップや昇給による人件費の増加、広告宣伝・販売促進費の増加などで小幅減益だった。ただし売上面は順調だった。会計事務所向けおよび中小企業向けの各種業務システムが好調に推移し、中堅・中小企業向けERP製品のサブスクリプション型での提供によりソフトウェア使用料収入が大幅に伸長した。

 品目別売上高は、システム導入契約売上高が7.6%増の59億02百万円(内訳はハードウェアが15.8%増の9億63百万円、ソフトウェアが4.1%増の33億84百万円、ユースウェアが10.8%増の15億54百万円)で、サービス収入が10.6%増の38億09百万円(内訳は会計事務所向け総合保守サービスのTVSが0.8%増の6億35百万円、ソフトウェア使用料収入が40.9%増の12億20百万円、企業向けソフトウェア運用支援サービス収入が1.5%増の14億50百万円、ハードウェア・ネットワーク保守サービス収入が2.4%増の3億84百万円、サプライ・オフィス用品が17.9%減の1億18百万円)だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が23年3月期比0.3%増の416億円、営業利益が0.3%増の61億円、経常利益が6.2%増の62億円、親会社株主帰属当期純利益が8.8%増の41億円としている。配当予想は23年3月期と同額の45円(期末一括)としている。

 第1四半期の進捗率は売上高が25%、営業利益が23%、経常利益が23%、親会社株主帰属当期純利益が23%と概ね順調である。4年3月期は不透明感、サブスクリプション型への移行スピード加速、戦略投資などを考慮して小幅な営業・経常増益にとどまる予想としている。ただし保守的な印象が強い。会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は下値限定的

 株価は5月の安値圏から切り返して戻り歩調だ。目先的には第1四半期の小幅減益を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが下値限定的だろう。7月31日の終値は1687円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS137円09銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の45円で算出)は約2.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS813円13銭で算出)は約2.1倍、そして時価総額は約587億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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