【株式市場】日経平均は61円高となり2日続伸、後場は円安銘柄が強さ回復し好決算株の物色も活発

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万2254円56銭(61円81銭高)、TOPIXは2283.93ポイント(9.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億5509万株

 8月7日(月)後場の東京株式市場は、円相場が午前中の1ドル141円台から昼過ぎに142円台へと軟化したことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)が一段と強含むなど自動車株の値動きが強まり、京セラ<6971>(東証プライム)は終盤に強含み東京エレク<8035>(東証プライム)は下げ幅を縮小など電気精密株も強さを見せた。日本製鉄<5401>(東証プライム)は13時頃にかけて一段と強含んだ。日本触媒<4114>(東証プライム)は13時の四半期決算発表後に急伸。日経平均は堅調に転じて始まり、何度か小安くなったが持ち直す毎に上値をセリ上げ、大引けは小幅高だが2日続伸となった。

 後場は、三菱重工業<7011>(東証プライム)が一段と強含んで推移し4日に発表した四半期決算など好感。マルハニチロ<1333>(東証プライム)も一段と上げ大引け後の決算発表に期待。ユシロ化学工業<5013>(東証スタンダード)は大幅増配も加わり朝から大引けまで気配値のままストップ高。焼津水産化学工業<2812>(東証スタンダード)はTOB(株式公開買付)を受けて朝から大引けまで気配値のままストップ高。ELEMENTS<5246>(東証グロース)は後場寄りから急伸し国際的な暗号資産取引事業会社の日本パートナー認定との発表を好感。テクノロジース<5248>(東証グロース)も後場再び出直りを強め7月末発表のゲーム開発会社の子会社化を評価し直す買いとの見方。

 東証プライム市場の出来高概算は14億5509万株(前引けは7億1956万株)、売買代金は3兆4327億円(同1兆7149億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1315(前引けは1197)銘柄、値下がり銘柄数は474(同577)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けも23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産農林、医薬品、繊維製品、精密機器、石油石炭、不動産、鉱業、鉄鋼、化学、保険、その他製品、ゴム製品、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る