三菱重工が連日高値、事業利益3.5倍など好感され通期業績に上振れ期待強まる

■第1四半期は四半期利益も2.7倍に

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は8月8日、3日続伸基調となり、午前9時30分にかけて5%高の7658円(340円高)まで上げて2015年6月以来の7600円台に進んでいる。引き続き、8月4日に発表した第1四半期決算(2023年4~6月、IFRS)の連結事業利益が前年同期の3.5倍になったことなどを受け、通期業績予想の上振れ期待などが強まっている。

 4~6月の連結決算は、前年同期比で売上収益が同12.9%増加し、事業利益は3.5倍に、四半期利益は2.7倍に、親会社の所有者に帰属する四半期利益は2.8倍に大幅拡大した。受注高は同75%増の1兆6068億円となり、4~6月として最高を更新と伝えられた。通期連結業績予想の1株利益は565円65銭のため、株価は9000円まで上げてもPERは15倍ソコソコに過ぎないことになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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