ミスミグループ本社は一段と出直る、1四半期減益だが発行株数の6%超の規模の自社株買いを好感

■第2四半期と3月通期の売上高予想は増額修正

 ミスミグループ本社<9962>(東証プライム)は7月28日、一段と出直る相場になり、7%高の2257.5円(141.0円高)まで上げて今年4月11日以来の2200円台に進んでいる。前取引日の午後に第1四半期(2025年4~6月)の連結決算と業績予想の下方修正、自社株買いを発表し、自社株買いの規模が発行済株式総数の6%超の1700万株に達することなどが好感されている。

 第1四半期の連結決算は売上高が前年同期比0.2%減、営業利益は同186%減など各利益とも減益だった。3月通期の連結業績予想は、6月に完全子会社化した米Fictiv Inc.社の反映や為替動向を勘案し、売上高は4月に開示した前回予想を5.5%上回る見込みに見直した一方、営業利益は同1.4%下回る見込みとするなど、各利益とも下方修正した。自社株買いは、取得上限株数1700万株(自己株を除く発行済み株式総数の6.19%)、取得総額250億円、取得期間は25年8月1日から26年3月31日までとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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