AGCのガラス資源循環プロジェクトが本格始動、ガラスの可能性を紹介する企画展・イベントを開催

■AGCの地域協創プロジェクト

 AGC<5201>(東証プライム)は9日、ガラスの資源循環の実現に向け、長野県諏訪市の「SUWA ガラスの里」内のガラス溶解炉を活用した地域協創プロジェクトを7月20日から本格的に始動したと発表。その第一弾イベントとして、8月10日に「Glass Sustainable FES 2023 in SUWA」を開催する。

 ガラスは天然資源である砂を主原料としている。AGCは、ガラスの資源循環の実現を目指し、2023年4月に「SUWA ガラスの里」内に諏訪ガラスオープンラボを開設した。

 この諏訪ガラスオープンラボでは、地域から出るあらゆるガラス廃棄物を溶かし、新たなガラスを作り出す実証実験が可能であり、さらに来場された方がガラスリサイクルの課題等、資源循環について学べる場を提供している。諏訪ガラスオープンラボでは4月の開設以降、ガラスを地域の中で資源循環していくことを目指し、諏訪市の地元企業と協創しながら、様々なガラスを使った実証実験を行っている。

 同地域協創プロジェクトは、7月20日から活動を本格的に開始し、企画展「ガラスの生態ー諏訪が知ってる、ガラスの話ー」を開催している。この企画展では、来場者の方々に一つの役目を終えたガラス資源が新たに地域のガラスとして生まれ変わる現場を見てもらい、持続可能な地域社会を実現するための資源循環について考えるきっかけを提供している。また8月10日に「Glass Sustainable FES 2023 in SUWA」を開催し、ラボツアーやガラス溶解のデモンストレーション等を実施する予定である。

 今後も企画展・イベントの開催を予定しており、これまで進めて来た実証実験の成果や、そこから見えてきた諏訪の魅力等を発信していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
  2. ■学生発案の“牛乳をかける新食感”、とんがりコーンに朝食需要を開拓  ハウス食品グループ本社<28…
  3. ■6成分で多様な脱毛にアプローチ、簡単マッサージで日常ケアを支援  日本調剤<3341>(東証プラ…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る