シナネンHDの第1四半期は卸電力の利益悪化を受け営業損失7億円だが下期は電力価格改定による回復を見込む

■通期の業績見通しは期初予想を据え置きV字大幅回復を見込む

 シナネンHD(シナネンホールディングス)<8132>(東証プライム)は8月9日の15時に2024年3月期・第1四半期連結決算(2023年4~6月)を発表し、売上高は石油類と電力の販売数量増加により前年同期比0.3%増の713億93百万円となった。

 一方、営業利益は7億18百万円の損失となり、、電力事業において卸電力の売上総利益悪化が影響した。経常利益も4億79百万円の損失となり、親会社株主に帰属する四半期純利益も3億61百万円の損失だった。

 上期は引き続き電力事業を中心に厳しい状況が続く見込みとしたが、下期は、電力事業について、価格改定効果による回復を見込んでいるとし、通期・24年3月期の連結業績見通しは期初に発表した予想を据え置いた。売上高は3600億円(前期比5.2%増)、営業利益は20億円(同2.2倍)、経常利益は23億円(同87.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13億円(同2.7倍)。V字型の大幅回復になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る