東洋製罐GHDとフーズカカオが資本業務提携、スペシャルティカカオで差別化

■高品質なカカオ原料の調達から流通までのサプライチェーン構築に挑戦

 東洋製罐グループホールディングス(東洋製罐GHD)<5901>(東証プライム)は22日、カカオ豆の生産・開発から輸入・卸までを行うフーズカカオと資本業務提携契約を締結したと発表。フーズカカオが手掛ける高品質なカカオ原料である「スペシャルティカカオ」を基軸に、同社グループが持つ包装容器関連の技術や、飲料・食品の製品開発のノウハウを提供することなどを通じて、原材料の調達から「スペシャルティカカオ」の風味を活かした製品づくりと、流通までをワンストップで行うサプライチェーンの構築を共に目指していく。

■フーズカカオについて

 フーズカカオは農園と協業して香り豊かなスペシャルティカカオ豆を生産し、農園からフェアトレードで購入し製品開発を行うカカオ原料開発会社である。発酵と焙煎、加工技術を駆使し、メーカーや職人、カカオの香りを楽しむ方のための商品化をおこない、生産者と使い手の両者がともに発展することで、より豊かなカカオ産業の姿を実現する。

■「Future Foods Labo. -ふふら-」との連携

 東洋製罐グループの東洋製罐では、2022年7月から、「未来の食をつくる場」として食品・飲料のレシピ開発から製品化までトータルでサポートする「Future Foods Labo. -ふふら-」のサービスを提供している。ふふらでは、小ロットの製品開発だけでなく、食品加工、調理・調合、充填・密封・殺菌、評価・分析、用途開発など様々な食に関するソリューションを提供している。

 フーズカカオとの協業を進め、スペシャルティカカオの持つ風味やポリフェノールなどの栄養素をふふらの技術を活かして最適な形でコントロールできるような研究開発を共同で行っていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る