自動運転技術を活用した物流インフラの構築を目指す「T2」がシリーズAラウンドで総額35億円の資金調達を実施

■各種業界との連携を一層強化し、自動運転技術を活用した物流インフラの構築を推進

 自動運転技術を活用した物流インフラの構築を目指すT2(千葉県市川市、代表取締役 CEO:下村正樹)は8月31日、シリーズAラウンドにおいて総額35億円の第三者割当増資を実施したと発表。宇佐美鉱油、東邦アセチレン<4093>(東証プライム)、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>(東証プライム)グループの三井住友海上火災保険、三井倉庫ホールディングス<9302>(東証プライム)グループの三井倉庫ロジスティクス、JA三井リース、KDDI<9433>(東証プライム)、紀陽キャピタルマネジメント、大和物流、三井住友トラスト・ホールディングス<8309>(東証プライム)グループの三井住友信託銀行を引受先としている。

 近年、物流の2024年問題に代表されるようにトラックドライバー不足に起因する輸送キャパシティ不足が社会課題となっている。T2は自動運転技術を活用することで輸送キャパシティ不足の解決に寄与し、物流業界の未来を支えていくこと目指している。

 T2は昨年8月に設立され、本年4月には高速道路上での自動運転トラックの自律走行に成功した。T2は本年6月にプレシリーズAとして12.5億円の資金調達を実施しており、今回のシリーズAラウンドとプレシリーズAラウンドを合わせた調達額は47.5億円となった。

 今回の資金調達によって、レベル4自動運転技術を活用した幹線輸送サービスの開発を加速させるとともに、物流、金融、通信、化学、小売等の多様な業界の方々と共同で自動運転技術を活用した物流インフラの構築を推進していく。

 今後もT2は輸送キャパシティ不足という社会課題解決に寄与することで、日本経済の成長を支えていくとしている。

■T2会社概要

・本社所在地:千葉県市川市二俣新町21-2 グッドマン市川4階
・代表者:代表取締役CEO・下村正樹
・設立日:2022年8月30日
・事業内容:自動運転システムの開発、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
・株主:三井物産、Preferred Networks、三菱地所、宇佐美鉱油、東邦アセチレン、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクス、JA三井リース、、KDDI、紀陽キャピタルマネジメント、大和物流、三井住友信託銀行
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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