鉄道株が軒並み高い、7日は空運、百貨店など軟調なためインバウンド株物色とは異なる買いの見方、JR各社や東武など高値を更新

■脱デフレ示す指標あり国内景気の浮揚感を意識

 9月7日後場の東京株式市場では、日経平均の下げ幅が200円を超えて9日ぶりに反落する中で鉄道株が一段高傾向となっている。JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)は13時過ぎに3.2%高(266円高の8541円)まで上げて2日連続2021年以来の高値を更新し、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)は2020年以来の高値を更新。財務省・日銀による為替介入の可能性が言われ、米金利の再上昇などで自動車、半導体、電気精密株などに買いづらさが漂うため、内需株に資金がシフトする中で旅客回復の目立つ鉄道株に脚光が当たったと見られている。

 関東の私鉄で最長の路線を運営する東武鉄道<9001>(東証プライム)には顔認証改札への取組などの個別材料もあるが、一時3.7%高まで上げて実質上場来の高値を更新した。鉄道株はインバウンド(訪日外国人観光客)関連株としても注目される中、7日は空運、百貨店株などが軟調なため、鉄道株にはインバウンド株物色とは異なる買いが入っているとの見方が出ている。「内閣府が1日発表した4~6月の需給ギャップはプラス圏に浮上。需要が供給を上回っていることを示し(中略)脱デフレを示唆する状況」(日本経済新聞9月7日付朝刊)とされ、国内景気の浮揚感が意識されてきたことなどが背景との受け止め方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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