セブン銀行は4日ぶりに高値更新、8月のATM総利用件数7.9%増加

業績でみる株価

■設置台数は2.3%増加、長期金利の上昇とともに好感される

 セブン銀行<8410>(東証プライム)は9月11日、4日ぶりに高値を更新する相場となり、後場は一段と強含んで2%高の324.2円(7.0円高)まで上げ、2020年1月以来の高値に進んでいる。朝、8月の月次データ(単体)を発表し、ATM(現金自動出入金機)の総利用件数は87.2百万件(前年同月比7.9%増)。国内長期金利の9年ぶり0.7%台乗せを受けた銀行株買いに加えて好材料視されている。

 8月のATM月末設置台数は2万7071台(同2.3%増)だった。一日1台当たりの利用件数は104.4件(同5.6%増)だった。8月初に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月)は売上高に相当する経常収益が前年同期比14.9%増加し、経常利益は同6.1%増にとどまった。第4世代ATMの入替設置を進めているため先行投資があるものの、この要因を除けば好調と見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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