セルシードが一段高、「自動細胞培養装置」の商業化に向けた協働に期待強まる

■このところ新株予約権の行使進み需給圧迫後退、値動き軽快

 セルシード<7776>(東証グロース)は9月11日、一段と出直りを強める相場となり、後場は20%高の428円(72円高)で始まり、今年5月10日以来、約4か月ぶりに400円台を回復して活況高となっている。11日付で、「自動細胞培養装置の商業化を目的とした協働について」を発表しており、このところの新株予約権の行使促進による需給圧迫感の後退に加えて買い材料視されている。

 11日、再生医療製造設備や創薬研究機器の開発製造などを行うローツェライフサイエンス株式会社(茨城県つくば市)と「自動細胞培養装置」の実用化に向けて協働すると発表した。セルシードの培養容器や培養条件に関する専門性と基本技術が培養工程の最適化や細胞の成長と品質の安定化に寄与できるとの考えを示した。「ヒト同種軟骨細胞シート」の培養自動化も実施する予定とし、これにより品質のさらなる向上、製造コストの削減が期待できるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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