【株式市場】前場の日経平均は197円高、昨日の円高収束など好感され反発基調

◆日経平均は3万2665円71銭(197円95銭高)、TOPIXは2368.99ポイント(8.51ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり7億2702万株

 9月12日(火)前場の東京株式市場は、11日に反騰した円相場が再び円安気味に戻り、NYダウの3日続伸なども好感され、自動車、機械、電子部品株などが堅調に推移し、ホンダ<7267>(東証プライム)は2日ぶりに最高値を更新。また、サッポロHD<2501>(東証プライム)も連日最高値に進み京王電鉄<9008>(東証プライム)は戻り高値など「含み資産株」への注目もソコソコある様子。ただ、値がさの半導体関連株などは一部を除き軟調で、日経平均は朝寄り直後の281円59銭高(3万2749円35銭)を上値に一進一退となり、前引けは前日比で4日ぶり反発基調だが上げ幅は200円弱にとどまった。

 萩原工業<7856>(東証プライム)が一段と上げて5年ぶりに1800円台を回復し、四半期大幅増益決算と自社株買いを好感。正栄食品工業<8079>(東証プライム)は四半期決算での通期業績予想の増額修正が好感され6年ぶりの5000円台。フュートレック<2468>(東証スタンダード)はAIが音で異常を検知し見える化するシステムの納入など好感され一時ストップ高。インスペック<6656>(東証スタンダード)は移動平均からの下方乖離で下げ過ぎゾーンとされ急反発。メドレックス<4586>(東証グロース)はリドカインテープ剤の米国での審査終了目標日(9月28日)に向けてエキサイティングな展開とされ一段高。

 新規上場のライズ・コンサルティング・グループ<9168>(東証グロース)は朝の取引開始と同時に850円(公開価格も850円)で初値をつけ、896円まで上げて前引けは858円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢で7億2702万株、売買代金は1兆7731億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1202銘柄、値下がり銘柄数は566銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、医薬品、輸送用機器、繊維製品、ゴム製品、情報通信、水産農林、非鉄金属、精密機器、不動産、化学、パルプ紙、陸運、小売り、食品、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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