【株式市場】トランプ大統領の教書演説など受け日経平均は軟調だが新規上場の2銘柄は好調

株式

◆日経平均の前引けは1万9523円27銭(66円87銭安)、TOPIXは1565.24ポイント(7.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億3128万株

■ビーグリー、ジャパンエレベーターサービスHDとも公開価格を上回る

 17日(金)前場の東京株式市場は、米トランプ大統領の予算教書演説を受けてNYダウが15ドル安の様子見相場になり、米国に向上を作れと再び名指しされたトヨタ自動車<7203>(東1)の例を見て自動車株や精密機器株が総じて軟化。日経平均は80円安で始まった後も軟調で一時102円22銭安(1万9487円92銭)まで下押す場面があった。前引けは66円87銭安(1万9523円27銭)。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも小安い。

 東芝<6502>(東1)が公的資金による支援の観測報道を受けて一時8%高となり、日清オイリオグループ<2602>(東1)は好業績に株主優待への期待も言われて9年ぶりの高値。北越銀行<8325>(東1)は経営統合の観測報道が出て急反発。ファンデリー<3137>(東マ)は業績好調の見通しなどで昨年来の高値。上場2日目のほぼ日(ほぼにち)<3560>(JQS)は取引開始と同時に公開価格2350円の2.3倍の5360円で売買が成立し初値がついた。

 17日は2銘柄が上場し、ビーグリー<3981>(東マ)は取引開始と同時に1881円で売買が成立し初値がつき、高値は2139円、前引けは2037円。

 もう1銘柄、ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>(東マ・売買単位100株)は10時52分に公開価格550円の62%高の890円で初値がつき、高値は1020円、前引けは925円。

 東証1部の出来高概算は8億3128万株、売買代金は9184億円。1部上場2006銘柄のうち、値上がり銘柄数は533銘柄、値下がり銘柄数は1321銘柄となった。

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