トヨタ、ホンダなど続々高値、全米自動車労組のストで代替需要に期待も

■円安、業績回復ピッチの強さなどに加え北米市場で『漁夫の利』の余地

 9月19日午後の東京株式市場では、トヨタ(トヨタ自動車)<7203>(東証プライム)、ホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)、日産自動車<7201>(東証プライム)、SUBARU<7270>(東証プライム)などが軒並み一段と上げて高値を更新し、トヨタ、ホンダは株式分割を考慮した上場来の高値に進んでいる。円安、業績回復ピッチの強さなどに加え、直近は「米自動車労組、ビッグ3の3工場で史上初の一斉スト入り」(ロイターニュース9月15日午後3:20)と伝えられたことを受け、北米市場での『漁夫の利』に期待する買いもあるとの見方が出ている。

 自動車工場は、一般に生産ラインを停止すると再開・立ち上げに時間とコストがかかるため、日米とも大型連休や年末年始などにまとめて休む以外は休日も交代制で稼働を続ける体制がほとんどとされる。このため、ストライキが終了しても生産停止の影響は残ると見られ、日本車に代替需要が回ってくるケースも期待できるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る