ミクリードが高値を更新、好決算を受けた上げ基調に加え飲食店向けのインボイス対応サポートなど好感

■スマレジなどと連携、専任の経理がいないお店などをサポート

 ミクリード<7687>(東証グロース)は9月19日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、後場は2195円(310円高)で始まり、再び一段高となって約3週間ぶりに上場来の高値を更新している。業務用食材をオンライン上で安く購入することができる通販サイトMICREED(ミクリード)やMICstore(ミクストア)を展開し、直近は、スマレジ<4431>(東証グロース)などと連携して飲食店のインボイス制度対応をサポートする取組(9月6日発表)などが買い材料視されている。

 飲食店向けのインボイス制度サポートは、「中小飲食店の皆様は専任の経理担当者がいることも少なく」「『十分な情報を得ることが出来ない』との声を多数いただいており」「状況に応じて対応すべき事項を案内し、インボイス制度への対応準備に必要な情報を提供」するという。

 業績は回復を強める見通しで、7月末発表した第1四半期決算(2023年4~6月)は営業、経常利益とも8割増などと大幅に増加した。株価は、この発表後、8月初から上げピッチを強める相場に転換して傾向的な上げ相場を形成している。9月に入ってからは、インボイス制度への対応を発表したあたりから「パラボリック」が買い転換し、「三角持ち合い」を経て再び上値を追い始めてきたため、テクニカル的な買い妙味も強まってきたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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