近鉄百貨店が反発し堅調、プロ野球・オリックスのリーグ優勝を受け経済効果に期待

■阪神タイガースと関西同士の日本一決戦なら1200億円の見方も

 近鉄百貨店<8244>(東証スタンダード)は9月21日、反発相場となり、午前10時を過ぎて2948円(52円高)と昨20日までの4日続落から出直りを強めている。プロ野球のオリックス(オリックス・バファローズ)が20日パ・リーグ3連覇を達成したことを受け、あべのハルカス近鉄本店などで優勝記念セールを開始し、経済効果への期待が出ている。

 オリックス優勝の経済効果については、「関西は最大546億円」(産経新聞のニュースサイトTheSankeiNews9月20日夜)などと伝えられた。セ・リーグでは阪神タイガースが14日に優勝を決めており、「関西大学の宮本勝浩名誉教授は(中略)、関西のチーム同士の日本シリーズが実現すれば、効果は1100億~1200億円になるとの見解も示した」(同)。タイガース関連株では、優勝決定後に調整していた上新電機<8173>(東証プライム)やタイガースポリマー<4231>(東証スタンダード)が再び出直り始めている。

 阪神とオリックスのリーグ優勝パレードについては、「11月の同じ日に実施へ…時間ずらし大阪と神戸で」(読売新聞オンライン9月20日夜)と伝えられており、株式市場では、関西の景況感は次第にヒートアップするとみて期待を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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